リシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を導入する時の手順と注意点
ここでは、LIXILのキッチンのリシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を付ける時の手順と注意点を解説していきます。
特に注意してほしいのは、食洗機をはじめとしてミーレ ( Miele ) 製の設備をシステムキッチンにつける場合には色々と制約があり、また選ぶシステムキッチンの種類やメーカー、施工する業者さんによって対応がそれぞれ違うことです。
大まかになりますが、必要なポイントを簡潔にまとめていますのでしっかりと押さえておきましょう。
ミーレ(Miele)とは
ドイツの家電老舗ブランドのミーレ(Miele)は、食洗器などの電気機器や洗濯機、掃除機といった家電製品を製造販売する会社で、その洗練されたデザインやブランドステータスから日本国内でも根強い人気を誇っています。
特にシステムキッチンを検討する際にはミーレの食洗機やコンロといった設備を取り入れたいと検討する方が多いのが特徴です。
ミーレ(Miele)食洗機を導入する時の注意点
ミーレ ( Miele ) 製の商品全般にいえる話でもありますが、ミーレ ( Miele ) はあくまで食洗機などの電気機器や洗濯機、掃除機といった家電製品を製造販売する会社であってシステムキッチンを作っている会社ではありません。
つまり、リクシルなどの作っているシステムキッチンの中に食洗機やコンロなどを組み込む(ビルトインする)ことになります。
言い方を変えるとミーレ ( Miele )製品は日本国内のどのメーカーのシステムキッチンにも設置できますが、基本的にシステムキッチンは同一のメーカーで揃えるパターンが一般的で多数派なので、食洗機やコンロだけ社外製品であるミーレ ( Miele )製品を導入することは経験のない業者さんや取り扱いの少ない業者さんにとっては負担になります。
したがって、システムキッチンを導入する時に
・ハウスメーカーで建てるのか
・地場の中堅ビルダーで建てるのか
・工務店で建てるのか
・リフォームの時に導入するのか(リフォーム会社)
など施主さんの置かれている状況によっても導入するための手順(方法)が大きく変わってきます。
これについては、会社ごとによっても違いますし担当する営業さんや設計士さんによっても対応が大きく変わります。
ではどのように対応したらよいか解説していきます。
ミーレ(Miele)食洗機を導入する手順
基本的には以下のいくつかのパターンに分かれますので、現在(新築やリフォームで)検討中のハウスメーカー、工務店など施工業者さんがどういった対応をしてくれるのか自分の状況に当てはめて確認してみてください。
なかにはミーレ(Miele)の設置をすることを嫌煙する業者さんもいる場合があり、その場合はあきらめざるをえないこともありますのでしっかり確認しておきましょう。
全て業者が手配してくれるパターン
この場合には何もする必要はありません。
基本的には提示された条件の中から打ち合わせで要望を伝えれば食洗機の種類やサイズを決めて設置までをしてもらえます。
施主が打ち合わせして設置してもらうパターン
LIXILのキッチンのリシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を付けるパターンで例示してみます。
リシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を付けるための打ち合わせを施主側で行い、それに合わせて業者さん側でリシェルSIの基本的なサイズやカラーなどの手配をするパターン。
この場合導入する食洗機の確認をミーレのショールームなどで行い、その内容を施工業者さんに伝えることでサイズや納まりなど施工業者さんが必要な手配を準備してくれるはずです。
キッチンを別の業者さんで手配するパターン
前述したとおりミーレ(Miele)の設置をすることを嫌煙する業者さんもいる場合、ミーレを設置してくれる別の業者さんにキッチン部分を施工してもらうパターンです。
経験豊富な業者さんでもミーレ(Miele)を扱ったことが無い場合は多く、その場合にはその部分だけミーレ(Miele)の施工経験豊富な業者さんにお任せすることが可能です。
この場合、元請けである施工業者さんに内容について円満に了解を得ておくことが重要になってきます。
これらを参考にミーレ(Miele)を導入すればよいのか確認してみてください。
いすれにしても電源の設置、配管、建物との取り合いなど施工業者さんと施主の意思疎通がないと実現は不可能ですのでしっかりと確認を行っていく必要があります。
全国のミーレ ( Miele )ショールームはこちらを参考にしてください。
リシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を導入する時のポイント
LIXILのキッチンのリシェルSIには、ミーレ ( Miele )の食洗機が公式にラインナップされています。
そのほか公式にラインナップされていない独自のオプションとすることもできますが、公式にラインナップされていることによって前述した導入手順が簡潔になりますのでトラブルなどもおきにくくおすすめです。
リシェルSI対応のミーレ ( Miele )食洗機
機種/型式:G6722SCI-SUS-JG(間口60cm)
〇基本スペック
食器収納点数:84点※(12人分)
運転コース:9コース・オプション2種
運転音※:約44dB
外形寸法:W598×D570×H805-870mm
定格電圧:単相200V(50/60Hz)
定格消費電力:2.0kW
機種/型式:G4820SCI-SUS-JG(間口45cm)
〇基本スペック
食器収納点数:51点※(7人分)
運転コース:9コース・オプション2種
運転音※2:約46dB
外形寸法:W448×D570×H805-870mm
定格電圧:単相200V(50/60Hz)
定格消費電力:2.0kW
パネルカラーはステンレスのみですが、ベースとなるシステムキッチンのメーカー次第では面材カラーの変更が可能になります。
リシェルSIへの設置条件
リシェルSIにミーレ ( Miele )の食洗機を設置する場合には、ベースとなるシステムキッチンの高さや奥行きなどに様々な条件があります。
具体的な条件についてはショールームや設計担当の方におまかせすれば設置条件にあうサイズを提案してくれるとは思いますが、事前のキッチンサイズや間取りを検討する際には施主としてもある程度の条件を理解しておくといいでしょう。
・設置が可能機種:I型・L型・センターキッチン
・奥行サイズ:65cm以上(I型・L型)・75cm・97cm(センターキッチン)
・カウンター高さ:85cm以上(85cm・87.5cm・90cm)
※87.5cmはスペーサー対応
・サイドパネル(両側)の設置
・配管キャビネットの設置
・200vの電源が必要
こんな感じになっています。
施主として気にしておくこととしてはカウンター高さや奥行きなどのサイズといったところでしょうか。
画像だとイメージしやすいので参考にしてみてください。
出典:(株)LIXIL
リシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を導入するにあたって
色々と書きましたが、ミーレ ( Miele ) はあくまで食洗機などの電気機器や洗濯機、掃除機といった家電製品を製造販売する会社であってシステムキッチンを作っている会社ではありませんので、日本国内のどのメーカーのシステムキッチンにも設置できます。
それだけでに確認することや設置に関する制約も出てきます。
今回紹介したリシェルSIにミーレ ( Miele ) の食洗機を導入する場合については、型式などは少ないもののLIXILがパッケージ化しているものだけあって制約も少なく、取り扱いの少ない業者さんにとっても負担が少なくなると思います。
検討中の方は参考にしてみてください。
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