群馬県民共済の火災共済の特徴と注意点
群馬県民共済とは
「群馬県民共済」一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
群馬県民共済は、各都道府県に組織されていますが、基本的に助けあいの精神から生まれた非営利団体で利益を目的としていません。
くらしの安心を、地域で支えあう互助の精神で運営されています。
したがって、加入できるのは群馬県内に住所のある方か、勤務地のある方を対象を対象にしています。
また、利益を目的としていない非営利団体のため手頃な掛金であるにもかかわらず、充実の手厚い保障で万一の安心を支えてくれています。
もちろん住宅に対する火災などの被害を補償する火災共済もありますので新築などを検討している方は一考の余地ありではないでしょうか。
群馬県民共済の基本情報
組織情報
ここで群馬県民共済の詳細を紹介します。
群馬県民共済は、群馬県知事の認可により、共済事業を中心に行っている生活協同組合です。
名称 | 群馬県民共済生活協同組合 |
所在地 | 前橋市元総社町76番1 |
設立 1987年4月 | 出資金 68億4,162万円(2019年1月末現在) |
事業内容 | 共済受託 |
代表理事理事長 | 宮川 清光 |
群馬県民共済の事業哲学
事業哲学を公式サイトから抜粋しています。
非営利主義
組合員の利益を最優先して意思決定し実践することをいいます。
効率経営と健全経営に徹し、その結果生じた利益については内部留保を必要最小限にとどめ、最大限、加入者へ割戻金として還元することにより実践しています。
最大奉仕
組合が組合員のために設立されているという目的を忘れることなく、誠実に組合員の利益に奉仕することをいいます。
よりよい保障をより安く提供し、また、サービスの最大化など常に組合員の利益が最大になるような基準によってものごとを判断し、実行しています。
人道主義
助けあいの心から生まれた共済の精神を大切にして、博愛と人道的精神で業務の実践にあたり、人間的な姿勢で加入者に接しています。
群馬県民共済の保証内容
では、住宅の保障が一番気になる部分でもあると思います。
詳細を見ていきましょう。
火災・落雷・水もれ等の場合
・火災火災消防破壊
・消防冠水消防破壊
・消防冠水破裂
・爆発破裂
・爆発車両の衝突車両の衝突落雷落雷他人の住居からの水もれ他人の住居からの
・水もれ突発的な第三者の直接加害行為突発的な第三者の直接加害行為
(損害額が5万円未満のものを除く)建物外部からの物体の落下・飛来建物外部からの物体の
・落下・飛来
風水雪害等の場合
・暴風雨旋風
・突風旋風
・突風台風台風高潮
・高波高潮
・高波洪水洪水なが雨
・豪雨なが雨
・豪雨雪崩雪崩降雪降雪降ひょう降ひょう
地震の場合
・¥臨時費用
・半壊・半焼以上の損害にご加入額の5%の範囲内で(最高300万円まで)
(地震等による加入住宅(*1)の半壊・半焼以上の損害を被ったとき)
・一部破損も一律5万円(ご加入額100万円以上の場合のみ)
(半壊・半焼に至らず、損害額20万円を超える損害を加入住宅(*1)が被ったとき)
・死亡・重度障害には1人100万円(合計500万円まで)
(地震等による加入住宅(*1)の被災を直接の原因として、加入者またはその家族(*2)が事故の日からその日を含めて180日以内に死亡・重度障害になられたとき)
以上のようになっています。
群馬県民共済の注意点
地震の保証に弱い!
民間の火災保険に付帯される地震保険は国が法律に基づいて制度的に運営されています。
群馬県民共済をはじめとしてそのほの都道府県民共済では、これまで地震による損害に対しては一定の見舞金程度の補償しかありませんでした。
阪神淡路大震災、東日本大震災等々の災害を経てやっと地震保障の改善を行われた経緯があります。
以後地震に対する保障は以前より大幅に改善されていますが、地震保険が火災保険の50%の保障なのと比較すると地震特約の保障額は火災共済の20%となっており、限定的であるため加入の際にはしっかりと加入の是非を検討する必要があるといえるでしょう。
群馬県民共済の特徴と注意点まとめ
群馬県民共済は、助けあいの精神から生まれた非営利団体で利益を目的としていません。
それだけに利益を目的としていない非営利団体のため手頃な掛金であるにもかかわらず、充実の手厚い保障で万一の安心を支えてくれています。
おすすめであることは間違いありませんが、地震の保障については限定的であるためそれらを考慮して加入を検討してみましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。