ローコスト住宅とは? 定義と特徴について解説します。

2020年1月13日

ローコスト住宅とは




ローコスト住宅とは?

ローコスト住宅とは、その名称とおり一般的な価格帯よりも安く提供されている住宅のことを指します。

明確な定義はありませんが、価格帯としては30坪(約100㎡)前後の床面積の家で建物価格が1,000万円代で建てられる場合が多いのが実態です。

よく「坪単価」で〇〇万円といった表記をするハウスメーカーがありますが、「すべてコミコミ」といった表記がない場合には、総額で大幅に価格が変わりますので注意しましょう。

そういった場合には、「〇〇工事は別途」や「〇〇工事費や諸経費は除きます」といったような表記は端に小さく記載されていると思いますのでチェックしてみましょう。

しかしながらローコスト住宅が安いのは事実ですのでその良し悪しを納得するまで情報収集して検討し選んでいく必要があります。

ローコストはローグレードではない。

ローコスト住宅は、さまざまな手段で効率化や合理化を図りコストを抑えています。

ですので、一般的には見た目だけではハイグレードメーカーとは見分けがつかないくらいのクォリティを実現している住宅会社もあるほどです。

そういったこともあって、最近の住宅取得者の多くがローコスト住宅を有用な選択肢の1つとして検討している(していた)と言われています。

ローコスト住宅のタイプは主に2つ

ローコスト住宅

ハウスメーカー

ローコスト系住宅の代名詞とも言えるようなタマホームやレオハウスといった上場企業の場合には、規格に基づき大量生産、大量仕入れによって廉価に建材を活用し独自の販売手法に基づいて仕入れを行ったりすることでコストを抑えています。

また、作業をマニュアル化して工期を短くしたり、通常の注文住宅よりも安く建築できるのです。

広告費などにはテレビCMを用いたり大量のコストを投じ派手な宣伝を行うことが多いですが、必要最低限に人件費をコントロールしています。

また、こういったハウスメーカーの傾向として家の主要な構造など住宅性能はローコストにもかかわらずむしろ高い傾向にあり、ハイパフォーマンスであるといえます。

ローコスト住宅

工務店・地場ビルダー

地元に根差した小規模で運営する住宅会社が、広告や営業費用をかけずに安く提供することで実現します。

比較的自由度が高くデザインにこだわりたい方や独自性を発揮したい施主に好まれます。

住宅のタイプの様々でデザイン重視のデザイン系住宅会社から高気密、高断熱などの住宅性能を追及するような住宅会社まで多岐にわたります。

ローコスト住宅の解説まとめ

ローコスト住宅は、手厚い丁寧な営業や綿密な打ち合わせなどが行われる場合は稀です。

必要最低限の営業と打ち合わせで人件費を抑制し、規格に基づき大量生産、大量仕入れによって廉価に建材を活用し独自の販売手法に基づいて仕入れを行ったりすることでコストを抑えています。

しかしながら、その分自分たちで調べ考えながら一緒に家づくりをしようという意欲のある人には十分なパフォーマンスを発揮してくれると言えるでしょう。

 

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